2018年6月6日水曜日

【教員紹介】小西真理子 講師

個人の依存的な症状あるいは依存的な関係性である「共依存」の研究からはじめ、現代社会における病理的な関係性、依存症、家族問題などについて研究してきました。倫理学理論としては、「ケアの倫理」を専門としています。現代社会の具体的な問題をケアの倫理の視点から考察することで、今まで見逃されてきた/否定されてきた「倫理/人間の生き様」を明らかにすることが私の研究スタイルです。

日常を過ごすなかで、(他者や自己の)言葉にならない「苦しみ」や「想い」に出会うことがあると思います。倫理学・臨床哲学の営みは、それに一定の言葉を与え、「この苦しみ/想いは一体何なのか」「それはどのようなことを訴えているのか」「何が必要とされているのか」などに対する答えの一つを、これまでとは別の仕方で導く手助けをしてくれます。「言葉なき声」に耳を傾け、それをあえて学術的に言語化することでこそ見えてくるものについて考えていきたいです。

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【主な業績】
◆著書:単著
・『共依存の倫理――必要とされることを渇望する人びと』晃洋書房、2017

◆著書:共著
Mariko KONISHI, “Regards croisés entre l’éthique du care et le concept japonais d’Amae,” Bourgault, S. & Perreault, J. (eds.), Le Care: Éthique Feministe Actuelle, Remue-Ménage, pp.261-273, 2015.
・小西真理子「共依存――依存的な関係性を考える(知のアート・シリーズ)」立命館大学生存学研究センター(監修)、渡辺克典(編)『知のフロンティア――生存をめぐる研究の現場』、pp.46-47、ハーベスト社、2017

◆論文
・「共依存と病理性――アルコホリックの妻を追う」、『生存学』、生活書院、vol.5pp.151-1652012
・“What is Enabling: A Study of Support Groups of the Tohoku Earthquake”『立命館言語文化研究』、立命館大学国際言語文化研究所、vol.24-4pp.73-862013
・「自己紹介に嗜癖する――ギデンズ、フーコーを手掛かりに」、『アディクションと家族』、日本嗜癖行動学会、vol.29-2pp.149-1562013
・「『共依存』再考――フェミニズムによる批判の検討」、『倫理学研究』、関西倫理学会、vol.45pp.123-1332015
・「ケアの倫理に内在する自立主義――相互依存・依存・共依存の検討を通じて――」、『倫理学年報』、日本倫理学会、vol.65pp.265-2782016年(第十回社会倫理研究奨励賞 審査員賞受賞)
・「DVにおける分離政策のオルタナティヴのために――リンダ・ミルズおよび修復的正義の視点――」『生存学研究センター報告24:〈抵抗〉としてのフェミニズム』、生活書院、pp.88-1042016
・「ケアの倫理における心理的なケア/依存――病理との関係をめぐって」、『倫理学年報』日本倫理学会、vol.67pp.72-752018

◆翻訳
・キャロル・ギリガン著、小西真理子訳「道徳の方向性と道徳的な発達」、『生存学』生活書院、vol.7pp. 229-2442014
・ローズマリー・ラーナー著、小西真理子訳「文化的、イデオロギー的な遭遇と衝突の状況についての現象学的考察」、谷徹編『間文化性の哲学』、文理閣、pp.162-2092014

◆解題
・「【解題】キャロル・ギリガン」、『生存学』、生活書院、vol.7pp. 245-2512014

◆所属学会
日本倫理学会、関西倫理学会、生命倫理学会、日本嗜癖行動学会

Researchmap ⇒ ( https://researchmap.jp/marikokonishi/ )







2018年5月16日水曜日

第4回哲学相談研究会のお知らせ

第4回哲学相談研究会「対話と/におけるケアリング」

哲学相談研究会は、海外で実践されている哲学相談(哲学カウンセリング)についての研究や、対話や哲学対話のケアリングやセラピー的効用について考える目的で行われています。

今回は、大阪西成区での虐待防止のための母親のグループワーク(グループ対話)についての書籍を出された大阪大学人間科学研究科の村上靖彦さんと、神戸大学付属中等教育学校にて、こどもとの哲学対話活動に取り組んでおられる中川雅道さんをお迎えし、対話の中で何が起きているのか、対話の中で参加者同士のケアリングが起こる、あるいは参加者がケアリングについて学べるとしたらどのようにしてか、それをどのように記述すればよいのかということを実践と理論・研究の両面から考えてみたいと思います。

日時:2018年6月10日(日) 13:00-17:00
場所:大阪大学豊中キャンパス 全学教育総合棟Ⅰ 3階 COデザインスタジオ(341号室)

タイムテーブル
13:00-13:30 「ケアリングを重視する哲学対話、対話におけるケアリングについて」
      (提題:高橋 綾 哲学相談研究会、大阪大学COデザインセンター)
13:30-13:50    質疑応答
14:00-14:30   未定
      (提題:村上靖彦さん 大阪大学人間科学研究科)
14:30-15:00    質疑応答
15:15-15:45     「こどもとの哲学対話におけるケアリングについて」
      (提題:中川雅道さん 神戸大学付属中等教育学校)
15:45-16:15    質疑応答
16:15-17:00    全体での意見交換

2018年5月1日火曜日

『臨床哲学のメチエ』最新号vol.22 2017を公開しました



『臨床哲学のメチエ』最新号vol.22 2017を公開いたしました。ご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。全文ダウンロードはファイルが重いです。何卒ご容赦くださいますよう重ねてお願い申し上げます。

http://www.let.osaka-u.ac.jp/clph/syuppan1_22.html

『臨床哲学』第19号公開しました

ご報告遅くなりましたが、『臨床哲学』第19号公開しました。ご覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

http://www.let.osaka-u.ac.jp/clph/pdf/vol19.pdf

2018年4月6日金曜日

ガイダンス・歓迎会・懇親会

ガイダンス無事に終了しました。
教員の小西さんの歓迎会、そして懇親会が行われました。
軽食は箕面市の国際交流協会に依頼。好評でした。





2018年4月3日火曜日

新年度ガイダンス

■学部新2年ガイダンス(11:00-12:00):自己紹介・指導教員の決定、CAによる研究室案内
■倫理学専修・臨床哲学合同ガイダンス(14:00-16:00)
■新歓コンパ 16:00- 

2018年3月26日月曜日

臨床哲学・倫理学ブログの運営を開始します。

倫理学・臨床哲学ブログの運営を開始します。
イベントなどのお知らせと言った動的コンテンツを今後更新していく予定です。

倫理学・臨床哲学研究室に関する情報、ならびに以前のお知らせについてはこちらのサイトをご覧ください。

大阪大学文学部倫理学・大学院文学研究科臨床哲学HP