2022年9月22日木曜日

イベント案内(2022年10月15日):秋冬学期金曜5限「倫理学演習」(担当 ほんま)の関連イベント

 

映画『阿賀に生きる』『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』
2本同時上映と仕掛け人・旗野秀人さんとの対話

「公害」、環境汚染は過去の問題ではけっしてなく、いままさに現代社会と文明のありかたをわたしたちに根本から問いかけています。不知火海・水俣湾沿岸部、そして阿賀野川流域への工場排出物によって生じた公害である水俣病は、けっして過去の事件ではありません。いまもなお、それによってひきおこされる病や障害を生きてきたひとたちの生活があり、その生活からわたしたちが学ぶべきことが、たくさんあります。映画をとおしてひとびとのくらしが、わたしたちに問いかけるものをめぐって、対話をおこないます。

開催日:20221015()14時開始
会場:IKUNO・多文化ふらっと事務所
  大阪市生野区桃谷5丁目5-37 いくのコーライブズパーク(御幸森小学校跡地)A2
料金:無料、申込:不要
問い合わせ先:IKUNO・多文化ふらっと事務所・金(06-6741-1123

当日スケジュール

 14:00 映画『阿賀に生きる』上映
 16:00 映画『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』上映

18:30 仕掛け人・旗野秀人さんと『それから』の監督・佐藤睦さんほかによるトーク
 19:30 終了予定

主催:大阪大学COデザインセンター、未来共創センター、いくのふらっと大学実行委員会

 

映画について

『阿賀に生きる』(1992年公開、115分)

監督:佐藤真 撮影:小林茂

出演:加藤キソ、 長谷川芳男、 遠藤武、 加藤作二、 遠藤ミキ、 長谷川ミヤエ、旗野秀人

制作:阿賀に生きる製作委員会

公式サイト http://kasamafilm.com/aga/

 

『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』(2022年公開、82分)

監督:佐藤睦(あつし) 撮影:旗野秀人、小尾章子、川崎那恵、井上朗子、他、周囲の方々

出演:渡辺参治、加藤キミイ、安田患者の会の方々、旗野秀人、川崎那恵、常呂町の方々、大阪の方々、水俣の方々

画・制作:冥土連

予告編 https://youtu.be/qgJaWisuygw


このイベントについて
〈いくのふらっとだいがく〉は、〈ひとびとのあいだのちがい〉、と〈ひとびとのくらし・ 生活〉からまなぶ、ということを原点として、IKUNO・多文化ふらっとと大阪大学・COデザインセンターの協働プ ロジェクトとして、いくのコーライブズパークを拠点に、各種の講座やワークショップを提供します。その開校イベントとして、1992年に公開された佐藤真監督による新潟水俣病のド キュメンタリー映画『阿賀に生きる』、そしてその30年後の今年2022年に公開映画された、 佐藤睦監督と旗野秀人プロデューサーの映画『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その 後』の上映会、そして旗野さんのトークを開催します。



2022年9月6日火曜日

開催案内(2022年10月19日):第8回臨床哲学フォーラム「狭間からの呼び声 ーまちなか相談室「風の舎(かぜのいえ)」に集う人々」(ふるいにかけられる声を聴く)

 第8回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)

テーマ:狭間からの呼び声 ーまちなか相談室「風の舎(かぜのいえ)」に集う人々ー

主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室

日時:2022年10月19日(水)17:00~19:30

開催方法:Zoom+対面

会場:大阪大学豊中キャンパス/COデザインスタジオ(全学教育総合棟3階)


この国には様々な「支援制度」がある。人々はその「対象者」として、あるいは「従事者」として、そうした制度と関わりを持つことになる。制度化は、ある支援を持続的に、安定的に、広域的に実施していくためには必要不可欠である。しかし、同時に、そこから“こぼれる人々”がいるのではないだろうか? 

制度はまた、人々のあいだに“境界線”を引く。「従事者」が「対象者」と個人的な関わりを持つことは多くの場合好ましくないとされる。しかし、人と人が真の意味で関わることができるのは、むしろそうした境界線から一歩(あるいは半歩)踏み出した地点においてであろう——。 

第 8 回臨床哲学フォーラムでは、長崎で NPO 法人として、まちなか相談室「風の舎 (かぜのいえ) 」という関わりの場を作ってきた内村公義さんの活動を手がかりに、上のような問題について共に考えていく。


【プログラム】 

17:00-17:05  司会:小西真理子(大阪大学准教授) 

17:05-17:35  発表:「不登校の制度的支援の現在:私的経験を交えて」 

                   (六郷颯志:大阪大学院生) 

17:35-18:15  講演:「まちなか相談室「風の舍」に集う人々」 

           (内村公義:長崎ウエスレヤン大学名誉教授) 

18:15-18:30  休憩 

18:30-19:10  対談:「自己病名は吉野大輔」 

  (内村公義×吉野大輔:精神障害者・家族懇談会『風まかせ』代表) 

19:10-19:30  全体討論(各発表の後にも 10 分の質問時間あり) 


【イベント参加方法】 

• 参加希望者は、以下の Google フォームからご登録ください

 (受付〆切:2022 年 10 月 16 日(日))

 • 会場参加者の定員は 20 名です(定員に達し次第〆切)

 • Zoom 参加者には後日ミーティング情報をお送りいたします

 • https://docs.google.com/forms/d/1pwgV355dMmFKQM-5xVNL5BCax0_FoxHNdb8kb8Vl-xg/edit

【問い合わせ先】 mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp