第14回臨床哲学フォーラム「ケアリングの臨床哲学」を開催致します。
このブログでは、大阪大学文学部倫理学/大学院人文学研究科臨床哲学研究室の最新情報を掲載しています。
過去の刊行物については、以下のリンク(大阪大学学術情報庫:OUKA)から見ることができます。
臨床哲学:創刊号〜第20号(1999〜2019)、2020年より休刊
臨床哲学のメチエ:創刊号〜第22号(1998〜2017)、2018年より休刊
臨床哲学ニューズレター:第1号・第2号(1997, 1998)、第3号(2021)〜
2024年9月24日火曜日
2024年3月1日金曜日
臨床哲学ニューズレター第6号(2024)
目次(1)
【特集1】 第9回臨床哲学フォーラム(シリーズ:規範の外の生と知恵)
テーマ「狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定」
第9回臨床哲学フォーラム「狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定」の特集にあたって 小西 真理子(3)
〔第I部〕総評
総評「合評会/アカデミーへの報告」 小泉 義之(6)
『狂気な倫理』総評に対する執筆者からの応答 小西真理子、髙木美歩、貞岡美伸、河原梓水、鹿野由行、石田仁、小田切建太郎、山本由美子、柏﨑郁子、北島加奈子、笹谷絵里(17)
〔第II部〕「愚か」な生を肯定する
『狂気な倫理』第I部の執筆者からの応答 小西 真理子、髙木 美歩、貞岡 美伸(35)
〔第III部〕「不可解」な生を肯定する
“この道を歩いていきます”:『狂気な倫理』第II部への論評と質問 ほんま なほ(45)
『狂気な倫理』第II部の執筆者からの応答 河原梓水、鹿野由行、石田仁、小田切建太郎、山本由美子(56)
〔第IV部〕「無価値」な生を肯定する
『狂気な倫理』第III部への論評と質問 檜垣 立哉(68)
『狂気な倫理』第III部の執筆者からの応答 柏﨑郁子、北島加奈子、笹谷絵里+小西真理子・河原梓水(73)
【特集2】 第10回臨床哲学フォーラム(シリーズ:あたらしい倫理学)
テーマ「哲学に「臨床」は必要か?」
第10回臨床哲学フォーラム「哲学に「臨床」は必要か?」の特集にあたって 小西 真理子(83)
【講演】哲学に「臨床」は必要か? 奥田 太郎(86)
質問1:「問題」をまなざす姿勢 片岡 花菜(93)
質問2:臨床哲学に期待していること 六郷 颯志(96)
片岡さんと六郷さんの問いかけに応答する 奥田 太郎(100)
【対談】哲学に「臨床」は必要か? 奥田 太郎 × 堀江 剛 × ほんま なほ(105)
臨床哲学の書きもの
日々のいとなみのなかにある対話 ほんま なほ(111)
研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 (125)
執筆者一覧/奥付 (127)
裏表紙 (128)
2023年12月19日火曜日
開催案内(2024年2月18日):第12回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)
第12回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)
テーマ:キャロル・ギリガンとケアの倫理
主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室
共催:科学研究費JP23H00736
日時:2024年2月18日(日)13:00~18:00
場所:大阪大学豊中キャンパス文法経講義棟41
開催方法:対面+Zoom
2023年9月に邦訳書、キャロル・ギリガン著『抵抗への参加:フェミニストのケアの倫理』(小西真理子、田中壮泰、小田切建太郎訳、晃洋書房)が刊行されました。
出版を記念して、哲学・倫理学を専門とされる方々を中心にご登壇いただく、臨床哲学フォーラム「キャロル・ギリガンとケアの倫理」を開催いたします。
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【プログラム】
第Ⅰ部『抵抗への参加』を読む
[パートⅠ:訳者編]13:00~14:00【司会:小西真理子】
趣旨説明、登壇者紹介、訳者解題:小西真理子(大阪大学)
田中壮泰 (立命館大学) 「『抵抗を識別する』を読む」
小田切建太郎(熊本学園大学)「『抵抗への参加』瞥見:疎外の視点から」
質疑応答
休憩(10分)
[パートⅡ:学生編]14:10~15:30【司会:堀江剛】
吉田裕香(大阪大学)「来るべき春のために:『抵抗への参加』にみる「わたしたち」の連帯可能性
石川勇人(大阪大学)「抵抗への参加:沖縄戦の聞き書きの現場からの応答」
三原悠祐(大阪大学)「男性学におけるケアの倫理の受容について:『抵抗への参加』の検討から」
コメンテーター:小門穂(大阪大学)
質疑応答
休憩(20分)
第Ⅱ部 キャロル・ギリガンとケアの倫理 15:50~18:00【司会:ほんまなほ】
川本隆史(東京大学/東北大学)「<苦しみの緩和>から<不正義への抵抗>へ:ケアの倫理のラディカル化」
冨岡薫(慶應義塾大学) 「抹消されるフェミニズム:ギリガンのケアの倫理と人工妊娠中絶」
品川哲彦(関西大学) 「「結婚」と「反転図形」」
柿本佳美(奈良女子大学) 「ケアの市民的抵抗へ」
全体討論
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◆参加希望者は、Googleフォームからご登録ください。
https://forms.gle/annd6Kx3GAEGtKZj8
◆お問い合わせ先は、Googleフォームに記載しています。
◆受付〆切:2024年2月14日(水)
2023年10月19日木曜日
開催案内(2024年1月27日・28日):第4回東アジア臨床哲学会議「哲学の再定義:東アジアの活動から」
第4回東アジア臨床哲学会議「哲学の再定義:東アジアの活動から」
(共催:科研費 JP23K00009)
2023年5月30日火曜日
2023年5月25日木曜日
開催案内(2023年6月28日):第10回臨床哲学フォーラム「哲学に『臨床』は必要か?」(あたらしい倫理学)
第10回臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)
テーマ:哲学に「臨床」は必要か?
主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室
日時:2023年6月28日(水)17:00~19:00
場所:大阪大学豊中キャンパスCOデザインスタジオ(全学教育総合棟3階)
A:臨床哲学のひとつのあり方は、社会の中で出会った人びとが対話をしながら、共に哲学をする姿に見いだされます。
B:えっ?そもそも哲学ってそういうものじゃない?わざわざ「臨床」なんてつける必要あるの?
C:いや、そんなものは「哲学」ではない。
A:臨床哲学では、哲学者が社会の「現場」に直接赴き、その場所に身を置くことを重視します。
B:そんなの生きていれば普通にすることじゃないの?わざわざそんなことをアピールする必要があるの?
C:哲学者は文献研究こそ取り組むべき。哲学者が「現場」に行ったところで、邪魔でしかないのでは?
臨床哲学の名称問題や、哲学者が社会の「臨床」に赴くことなど、臨床哲学に投げかけられる問いのあれこれについて、応用倫理学者の奥田太郎さんといっしょに考えてみませんか?
プログラム
17:00-17:05 趣旨説明、登壇者紹介 小西真理子
17:05-17:35 【講演】哲学に「臨床」は必要か? 奥田太郎(南山大学)
17:35-17:45 質問者①片岡花菜(大阪大学院生)
17:45-17:55 質問者②六郷颯志(大阪大学院生)
17:55-18:05 院生コメントへの応答
18:05-18:20 休憩
18:20-18:40 【対談】哲学に「臨床」は必要か? 奥田太郎×堀江剛×ほんまなほ
18:40-19:00 会場からの質問
イベント参加方法
・参加希望者は、Googleフォームからご登録ください。
(受付〆切:2023年6月25日(日))
・Googleフォームは以下のアドレスからアクセスしてください。
https://forms.gle/mypjywaRv9JmrYtS6
【問い合わせ先】mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp
2023年3月1日水曜日
臨床哲学ニューズレター第5号(2023)
目次(1)
【特集1】 第5回臨床哲学フォーラム(シリーズ:あたらしい倫理学)
第5回臨床哲学フォーラム「人の生と研究をめぐる倫理」の特集にあたって 小西 真理子(3)
ロボット発言事件を振り返って 堀江 剛(5)
あらがう、りんしょう、てつがく ほんま なほ(9)
「理論の探求」と「事例」 土屋 貴志(29)
第5回臨床哲学フォーラムへの感想文「研究が人を傷つけてしまうこと」 Trin(38)
【記録】 第6回 臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)
テーマ「『受容と回復のアート』を読む」
第6回臨床哲学フォーラム「『受容と回復のアート』を読む」の記録 ほんま なほ(40)
【特集2】 第7回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)
テーマ「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」
第7回臨床哲学フォーラム「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」の特集にあたって 小西 真理子(42)
研究者になるということ――研究者と当事者のあいだで 小松原 織香(44)
質問1「ガタつく『研究者』」 鈴木 萌花(49)
質問2「〈自分の問題〉との距離のとりかた」 吉田 裕香(51)
質問3「臨床哲学という学びの環境」 二宮 晃紀(53)
質問4「『カテゴリー』をめぐる問題について」 六郷 颯志(55)
小松原さんによる質問者への応答 小松原 織香(57)
第7回臨床哲学フォーラムへの感想文①「『研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで』をお聞きして」 木村 祐子(63)
第7回臨床哲学フォーラムへの感想文② 宮本 綾(65)
【特集3】 第8回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)
テーマ「狭間からの呼び声:まちなか相談室「風の舍」に集う人々」【院生企画】
第8回臨床哲学フォーラム「狭間からの呼び声:まちなか相談室「風の舍」に集う人々」の特集にあたって 六郷 颯志(67)
不登校の制度的支援の現在:私的経験を交えて 六郷 颯志(70)
狭間からの呼び声――まちなか相談室「風の舍」に集う人々 内村 公義(78)
対談:自己病名は吉野大輔 吉野 大輔× 内村 公義(84)
質疑応答 内村 公義×吉野 大輔×六郷 颯志×会場のみなさま(90)
【特集4】生き延びることの倫理:非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー
「生き延びることの倫理:非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー」の特集にあたって 高橋 綾(96)
(解説)Paris is Burningとボールルーム・カルチャー ほんま なほ・高橋 綾(98)
パリはなおも燃えている――ボールルーム・カルチャーと新たな親密圏/公共圏の生成 魚住 洋一(102)
ボールルーム・カルチャーとその表現をどう考えるか:エージェンシーと文化運動 高橋 綾(122)
“わたしたちは いきのびなくてもよいもの だった” ほんま なほ(131)
研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 (152)
執筆者一覧 (154)
2023年2月16日木曜日
開催案内(2023年3月22日):哲学プラクティス国際セミナー(講演会)
スカンジナビアにおける哲学プラクティスと
哲学プラクティスの震源としての驚きのコミュニティ
Philosophical Practice in Scandinavia and
the Community of Wonder as an Epicenter in Philosophical Practice
主催:大阪大学人文学研究科/臨床哲学研究室
日時:2023年3月22日(水)15:00-17:00
場所:大阪大学芸術研究棟芸1講義室 およびZoom
講演者:フィン・ハンセン Finn Hansen
フィン・ハンセン氏(デンマーク、オルボー大学教授)は、デンマーク哲学プラクティス協会の創始者として哲学プラクティスを研究・実践してこられました。講演では、北欧での哲学プラクティスの模様とともに、氏が提唱する「驚き(Wonder)のコミュニティ」についてお聞きします。
■講演の日本語訳・質疑の通訳付き
■参加費:無料
■問い合わせ/申し込み先:堀江剛(大阪大学 thorie@let.osaka-u.ac.jp)
■3月20日(月)までに、上記メールアドレスにご連絡ください。
・Zoom参加希望の方は、パスコード等Zoom情報をお知らせします。
・中止の場合は、当日午前中にメールにて連絡します。
2022年12月20日火曜日
イベント案内:(2023年1月9日)阪大ワニカフェ:地域で考える認知症ケア
日時:2023年1月9日(月・祝)14:00〜
場所:大阪大学箕面キャンパス 外国学研究講義棟5階学生交流スペース
少子高齢化と人口減少が進展するなか、認知症を抱えている高齢者やその予備群の人々をどう支えていくのかが、い ま喫緊の課題になっています。家族と離れて一人で生活している認知症患者の生活支援や、認知症をめぐる老老介護 や介護離職といった問題に、私たちはどう取り組んでいけばよいのでしょうか。その際に重要になるのが、「地域で 支える」という視点です。今回の阪大ワニカフェでは、数多くの認知症患者の治療・ケアにたずさわってきた池田医 師からの話題提供と、哲学者・堀江 剛からの応答を出発点に、みなさんと一緒に考えたいと思います。問題に直面 している方々だけでなく、これからの社会を担う若い世代の方もぜひ積極的にご参加ください。
定員:30名(無料)
申込方法:QRコードをスキャンしてお申込みください。
2022年8月2日火曜日
イベント案内:国際シンポジウム「医療現場における哲学プラクティス」
国際シンポジウム「医療現場における哲学プラクティス」
2022年3月1日火曜日
臨床哲学ニューズレター第4号(2022)
目次 (1)
『臨床哲学ニューズレター』vol.4への巻頭言 小西 真理子(3)
【特集1】 第3回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)
第3回臨床哲学フォーラム
「書くことと、考えること、行動すること」の特集にあたって 桂ノ口 結衣(5)
講演:「書くことと、考えること、行動すること」あるいは対話と社会運動のためのキリスト教的・フェミニズム的論述 栗田 隆子(8)
栗田隆子さんへの感想文① すえざわ くりこ(21)
栗田隆子さんへの感想文② 井上 瞳(23)
栗田隆子さんへの感想文③ S.
Tsubasa(24)
栗田隆子さんへの感想文④ 小西 真理子(25)
【特集2】 第4回 臨床哲学フォーラム(組織と対話)
テーマ「組織に関わる悩み・違和感」
第4回臨床哲学フォーラム
「組織に関わる悩み・違和感」の特集にあたって 堀江 剛(27)
祈り、あるいは組織と対話のつながりについて 中川 雅道(30)
組織と対話についての不都合な真実:なぜ生協理事会は組織に関わる人の違和感をスルーしなかったのか? 高橋 綾・ほんま なほ(44)
【特集3】 〈応用〉することの倫理――緊縛シンポ、ブルーフィルム、ジェンダー
「〈応用〉することの倫理――緊縛シンポ、ブルーフィルム、ジェンダー」の特集にあたって 小西 真理子(54)
ピーター・シンガーはなぜあれほど憎まれてしまったのか?:哲学分野における〈応用〉的試み初期の倫理問題を再訪する 奥田 太郎(56)
緊縛研究と哲学者――京大・緊縛シンポとは何だったのか 河原 梓水(69)
研究者による当事者加害の「その後」を考える:緊縛シンポをきっかけとした研究倫理〈再考〉の断片 小西 真理子(85)
旅館で本を読む哲学者:水俣への哲学的アプローチの方法をめぐって 吉川 孝(97)
ワークショップへの感想文①「倫理学者という「権力者」になるにあたって」 中村 達樹(117)
ワークショップへの感想文②「当事者の夢想に引きずられない歴史分析を」 小竹 由剛(118)
ワークショップへの感想文③「緊縛シンポ事件の伏線――構造的責任を考える」 大隈 楽(119)
ワークショップへの感想文④「誰にとっての倫理か」 Trin(121)
ワークショップへの感想文⑤「緊縛シンポジウムの学術批判への対応について」 匿名希望(122)
ワークショップへの感想文⑥ 神沢 美津穂(123)
ワークショップへの感想文⑦ 匿名希望(125)
「毒親」概念の倫理――自らをアダルトチルドレンと「認める」ことの困難性に着目して 高倉 久有・小西 真理子(126)
フェミニズム臨床哲学とクリエイティヴ・ライティング ほんま なほ(181)
研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 (196)
執筆者一覧 (198)
※原稿の訂正の必要性から、2022年4月12日に【特集3】の大隅論考、【臨床哲学の書きもの】の高倉・小西論考とほんま論考のデータ差替えを行いました。以降は「データ差替え」が難しくなる旨をご了承いただけますと幸いです。
2022年2月9日水曜日
開催案内(2022年2月14日・15日):2022 慶北大学・大阪大学国際共同シンポジウム
2022 慶北大学・大阪大学国際共同シンポジウム
主催:慶北大学哲学科第4段階 BK21 事業葛藤解決哲学専門家養成教育 研究チーム / 大阪大学大学院文学研究科臨床哲学研究室
日時:2022年2月14日(月)・15日(火)
開催方法:Zoom
2021年11月9日火曜日
開催案内(2021年12月8日):第5回臨床哲学フォーラム:人の生と研究をめぐる倫理(あたらしい倫理学)
第5回臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)
テーマ:人の生と研究をめぐる倫理
主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室
日時:2021年12月8日(水)17:00-20:00
開催方法:Zoom
哲学や倫理学の理論をもってある具体的な状況に言及するとき、その理論の有用性が示されることもあれば、その理論によって思考の可能性が開かれることもある。しかし、その具体的な状況を生きている人びとや、その人たちとかかわる人びとから、そのような思考方法そのものが反発を受けることもある。また、その思考方法の探求に終始するあまり、実在する人びとが単なるネタとして扱われることで、倫理的問題が生じることもあるようにも思われる。そのような問題と切り離しがたい研究や学問を司る大学とも関わりがあると同時に、人の生を大切にする臨床哲学は制度的にはどのようにあるべきなのか。本フォーラムでは、理論と接する一面をもつ研究というものが、人の生と接するときの倫理について考える。
【プログラム】
17:00-17:10 趣旨説明・登壇者紹介:【司会】小西真理子(大阪大学)
17:10-17:50「ロボット発言事件を振り返って」堀江剛(大阪大学)
17:50-18:30「制度としての臨床哲学」ほんまなほ(大阪大学)
18:30-18:50 休憩
18:50-19:30「『理論の探求』と『事例』」土屋貴志(大阪市立大学)
19:30-20:00 全体討論
◆参加希望の方は、以下のURLからGoogleフォームに移動し、お名前等をご連絡ください(参加希望受付〆切:12月5日(日))。
https://forms.gle/6vw1ZYujJUPVeLdj8
◆ 不明点がある方は、大阪大学倫理学・臨床哲学研究室(rinsho@let.osaka-u.ac.jp)と小西(mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp)にご一報ください。
2021年8月10日火曜日
開催案内(2021年9月5 日)第3回日本哲学プラクティス学会・ワークショップ
第3回日本哲学プラクティス学会
ワークショップ:医療現場の「話し合い」と哲学プラクティス
日時:2021年9月5日(日)13:30〜15:00 ※オンライン開催
今日の医療では、治療方針の説明や決定に際して、医療者(医師・看護師・ソーシャルワーカーなど)と患者・家族との話し合いがますます重視されつつあります。ところが実際の医療現場において、多くの場合これを十分な仕方で実現しているとは言い難く、様々な齟齬(ディスコミュニケーション)やモヤモヤを残したまま「説明した/されたことになっている」「話し合ったことになっている」のが現状です。これは、医療を提供する医療者・提供される患者や家族の双方にとって、是非とも(解決・解消とまでは言わないにしても、少なくとも)解きほぐしたい医療の課題と言えるでしょう。ここには、高度に発達した医療の専門化システムや病院組織の問題が背景にあると考えられます。そうした背景を踏まえた上で、関係する人々が納得のいく「話し合い」の場を作る工夫が求められます。哲学プラクティスが「対話する(=話し合う)力」を模し試みる活動だとすれば、この医療現場における課題や工夫に対して何かヒントを提示できるのではないでしょうか。
ワークショップでは、医療・福祉施設の関係者と意思決定支援を可能にする施設づくりを検討する立場から、服部俊子さん(大阪市立大学)にお話ししていただきます。その上で、少人数による哲学対話(ソクラティク・ダイアローグ)の進行役を務めてきた堀江がコメントを加え、最後は「医療現場における話し合いの困難と工夫」についてディスカッションを行いたいと考えています。
報告者:服部俊子(大阪市立大学)
コメンテーター:堀江剛(大阪大学)
※学会参加費として常勤職4,000円、非常勤職・学生2,000円が必要です。
参加申し込み締切りは2021年9月3日24時です。
※詳しい参加情報は、日本哲学プラクティス学会ホームページ(https://philopracticejapan.jp/meeting/)をご覧下さい。
2021年5月18日火曜日
開催案内(2021年6月23日):第4回臨床哲学フォーラム:組織に関わる悩み・違和感
第4回臨床哲学フォーラム(組織と対話)
テーマ:組織に関わる悩み・違和感
主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室
日時:2021年6月23日(水)15:30-17:30
場所:大阪大学豊中キャンパスCOデザインスタジオ & Zoom(豊中キャンパスの定員は15名)
組織として活動をする上で、人々が抱える悩み・葛藤がある。また組織に関連した人の振る舞いに対して、違和感を覚える場面がある。これら「組織」に関わる(ディス)コミュニケーションの問題には、どのようなものがあり、どのような要因が潜んでいるのか。そこで生じる悩み・葛藤・違和感を、どのように拾い上げ、話し合うことができるのか。
今回の臨床哲学フォーラムでは、医療・福祉・学校など主に非営利組織で起こりうる「悩み・葛藤・違和感」について、いくつかの例を関係者に紹介していただきます。それらを、組織内/外での(哲学)対話として、どのように考えていけばよいのかを議論したいと考えています。学生・専門家・研究者など、参加者の立場は問いません。
【プログラム】(話題提供20分・質疑10分)
15:30-15:40 企画趣旨説明・話題提供者紹介(堀江剛)
15:40-16:10 話題提供1:学校組織の悩みから(中川雅道さん)
16:10-16:40 話題提供2:福祉組織の悩みから(菊竹智之さん)
16:40-17:10 話題提供3:生協組織に関わったときの悩みから(ほんまなほさん・高橋綾さん)
17:10-17:30 全体討論:組織に関わる「悩み・違和感」をどのように拾い上げるか
イベント参加は事前予約制です。大阪大学の会場での参加は先着順ですので、参加希望の方はお早めにご連絡いただけますと幸いです。会場参加者は、マスクやフェイスシールドをご着用ください。また、会場参加を希望された方でも、当日、発熱や咳があったり、体調がすぐれなかったりする方は、ご来場をお控えいただきますようお願いいたします。
会場参加希望のご連絡をいただいた後に、事前希望者の数によってはZoom参加への変更をお願いする場合もあります。そのようになった場合、大変申し訳ございませんがご了承いただけますと幸いです(会場参加希望者で、Zoomの場合だと参加を希望しない方は、その旨もご連絡いただけますと幸いです)。
新型コロナウイルスの影響の関係で、大学の判断によっては、会場開催が不可になる可能性があります。
参加希望の方は、①お名前、②ご連絡先(メール)、③所属/立場などを明記したうえで、大阪大学倫理学・臨床哲学研究室(rinsho@let.osaka-u.ac.jp)と堀江(thorie@let.osaka-u.ac.jp)にご一報ください。開催場所の詳細やZoom情報を、別途連絡します。(受付締切:6月21日(月)10:00)
2021年3月31日水曜日
臨床哲学ニューズレター第3号(2021)
【特集1】 臨床哲学の今 在学院生・修了生によるエッセイ
【特集2】 2019臨床哲学・哲学プラクティス国際セミナー&ワークショップ
2019臨床哲学・哲学プラクティス国際セミナー&ワークショップのイベント概要 堀江 剛(33)
はじまりの場所 臨床哲学との出会いをつうじて 小西 真理子(49)
哲学相談における不和の必要性 「不和」によって「自分になること」 裵泰珠(57)
【特集3】 哲学プラクティスについての講演&ワークショップ ベルギー、スイスでの活動から
取りまとめ:桂ノ口 結衣
他:小泉 朝未、小西 真理子、富田 真史、中岡 成文、堀江 剛、山本 和則(74)
【特集4】 第1回 臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)
テーマ「非人間・暴力・対話:関係性をめぐって」
第1回臨床哲学フォーラム「非人間・暴力・対話:関係性をめぐって」の特集にあたって 小西 真理子(83)
講演:非人間・暴力・対話 関係性をめぐって 小松原 織香(85)
質問1:当事者の哲学における「当事者」と「わたし」の距離 鈴木 萌花(94)
質問2:「野生の声を聴く」を読む 声を聴くことに関する思考 徐 彬原(96)
質問3:「当事者の哲学」をきくことと哲学すること 桂ノ口 結衣(99)
当日質疑応答内容の紹介 小松原 織香・参加者のみなさま(107)
【特集5】 第2回 臨床哲学フォーラム(規範の外の生と知恵)
テーマ「BDSMをとりまく生の営み:ケアとは何か?」
第2回臨床哲学フォーラム「BDSMをめぐる生の営み ケアとは何か?」の特集にあたって 小西 真理子(115)
支配する技術・欲望される支配 SMをめぐるトラウマ研究に向けての試論 小西 真理子(118)
現代日本のSMクラブにおける「暴力的」な実践 女王様とマゾヒストの完全奴隷プレイをめぐって 河原 梓水(148)
女装フォビア、性的指向、ジェンダー・アイデンティティ ほんま なほ(172)