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2024年3月9日土曜日

COデザインカフェ/あなたにとって「癒し」とは?

 COデザインカフェ/あなたにとって「癒し」とは? 

不安や弱音を共有する男性のための対話

3月20日(水・祝)@COデザインスタジオ


「人前で涙を見せたくない」そう思ったことありませんか?

あるいは「泣くのは一人前じゃない」とか。

でも、涙は出なくてもつらいときもあれば、

泣きたくなるほどつらいときもある。

落ち込んでしまうときもあるし、

そんな自分に自信が持てない時もある。

そんな弱音や不安と付き合っていくために必要なのが「癒し」だったりする。

この企画では、男性の弱音や不安、そして「癒し」について、男性どうしで語りあってみます。

なぜ弱音や不安を口にしにくいのか、男性にとっての「癒し」とはどのようなものなのか。

語りあいを通して、こうした問いについて考えてみませんか。

また、ゲストに西井開さんをお招きし、

「非モテ研究会」の活動や研究についてお話しいただきます。

西井さんと一緒に、「癒し」をテーマに、

日頃抱えている不安や弱音について話してみましょう。


日時:2024年3月20日(水・祝)18:00-20:00 

会場:COデザインスタジオ (全学教育総合棟3 341教室)

https://cscd.osaka-u.ac.jp/access/

対象:性自認、ジェンダー・アイデンティティが男性、男性より、の方 

 *主催側には女性が含まれます。女性の方でオブザーバーとして参加したい場合は参加フォームにその旨お書きください。

参加方法:要申しこみ。以下のフォームからお申しこみください。

https://forms.gle/zWLovkj7vmRQxtEJ8

ゲスト:西井 開さん

企画進行:廣畑志織(大阪大学大学院人文学研究科

     ほんま なほ(大阪大学COデザインセンター)

主催:大阪大学COデザインセンター

協力:大阪大学大学院人文学研究科臨床哲学研究室

西井 開

千葉大学社会学研究院特別研究員。「非モテ意識はなぜ生まれるのか」「どうしたら非モテの苦しさから抜け出すことができるのか」を追求する男性たちの当事者研究グループ「ぼくらの非モテ研究会」を主催。男性の生きづらさや弱さに焦点を当てた研究を行っている。


参加にあたって以下にご留意ください。

・人の話をさえぎらない、否定しない

・プライバシーに配慮する(人の話はもらさない、撮影する際は許可を)

・人に言われて嫌なことをしない

・他の参加者を追い込むようなコメント・質問をしない

・他の参加者にしつこく連絡先をきかない

・宗教、マルチ商法、ネットワークビジネスなどの勧誘をしない

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2024年3月1日金曜日

臨床哲学ニューズレター第6号(2024)

表紙

目次1

 

【特集1】 第9回臨床哲学フォーラム(シリーズ:規範の外の生と知恵)

テーマ「狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定」

第9回臨床哲学フォーラム「狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定」の特集にあたって 小西 真理子(3

〔第I部〕総評

総評「合評会/アカデミーへの報告」 小泉 義之(6

『狂気な倫理』総評に対する執筆者からの応答  小西真理子、髙木美歩、貞岡美伸、河原梓水、鹿野由行、石田仁、小田切建太郎、山本由美子、柏﨑郁子、北島加奈子、笹谷絵里17

 

〔第II部〕「愚か」な生を肯定する

『狂気な倫理』第I部への論評と質問  三木 那由他(27

『狂気な倫理』第I部の執筆者からの応答  小西 真理子、髙木 美歩、貞岡 美伸(35

 

〔第III部〕「不可解」な生を肯定する

“この道を歩いていきます”:『狂気な倫理』第II部への論評と質問 ほんま なほ(45

『狂気な倫理』第II部の執筆者からの応答  河原梓水、鹿野由行、石田仁、小田切建太郎、山本由美子(56

 

〔第IV部〕「無価値」な生を肯定する

『狂気な倫理』第III部への論評と質問  檜垣 立哉(68

『狂気な倫理』第III部の執筆者からの応答 柏﨑郁子、北島加奈子、笹谷絵里+小西真理子・河原梓水(73

 

【特集2】 10回臨床哲学フォーラム(シリーズ:あたらしい倫理学)

      テーマ「哲学に「臨床」は必要か?」

10回臨床哲学フォーラム「哲学に「臨床」は必要か?」の特集にあたって 小西 真理子(83

【講演】哲学に「臨床」は必要か?  奥田 太郎(86

質問1:「問題」をまなざす姿勢 片岡 花菜(93

質問2:臨床哲学に期待していること 六郷 颯志(96

片岡さんと六郷さんの問いかけに応答する 奥田 太郎(100

【対談】哲学に「臨床」は必要か?  奥田 太郎 × 堀江 剛 × ほんま なほ(105

 

臨床哲学の書きもの

日々のいとなみのなかにある対話 ほんま なほ(111

 

研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 125

執筆者一覧/奥付 127

裏表紙 128




2023年12月19日火曜日

開催案内(2024年2月18日):第12回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)

 第12回臨床哲学フォーラム(ふるいにかけられる声を聴く)

テーマ:キャロル・ギリガンとケアの倫理

主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室

共催:科学研究費JP23H00736

日時:2024年2月18日(日)13:00~18:00

場所:大阪大学豊中キャンパス文法経講義棟41

開催方法:対面+Zoom


 2023年9月に邦訳書、キャロル・ギリガン著『抵抗への参加:フェミニストのケアの倫理』(小西真理子、田中壮泰、小田切建太郎訳、晃洋書房)が刊行されました。

 出版を記念して、哲学・倫理学を専門とされる方々を中心にご登壇いただく、臨床哲学フォーラム「キャロル・ギリガンとケアの倫理」を開催いたします。

---

【プログラム】

第Ⅰ部『抵抗への参加』を読む

[パートⅠ:訳者編]13:00~14:00【司会:小西真理子】

趣旨説明、登壇者紹介、訳者解題:小西真理子(大阪大学)

田中壮泰  (立命館大学) 「『抵抗を識別する』を読む」

小田切建太郎(熊本学園大学)「『抵抗への参加』瞥見:疎外の視点から」

質疑応答


休憩(10分)


[パートⅡ:学生編]14:10~15:30【司会:堀江剛】

吉田裕香(大阪大学)「来るべき春のために:『抵抗への参加』にみる「わたしたち」の連帯可能性

石川勇人(大阪大学)「抵抗への参加:沖縄戦の聞き書きの現場からの応答」

三原悠祐(大阪大学)「男性学におけるケアの倫理の受容について:『抵抗への参加』の検討から」

コメンテーター:小門穂(大阪大学)

質疑応答


休憩(20分)


第Ⅱ部 キャロル・ギリガンとケアの倫理 15:50~18:00【司会:ほんまなほ】

川本隆史(東京大学/東北大学)「<苦しみの緩和>から<不正義への抵抗>へ:ケアの倫理のラディカル化」

冨岡薫(慶應義塾大学)    「抹消されるフェミニズム:ギリガンのケアの倫理と人工妊娠中絶」

品川哲彦(関西大学)     「「結婚」と「反転図形」」

柿本佳美(奈良女子大学)   「ケアの市民的抵抗へ」


全体討論

---


◆参加希望者は、Googleフォームからご登録ください。

https://forms.gle/annd6Kx3GAEGtKZj8

◆お問い合わせ先は、Googleフォームに記載しています。

◆受付〆切:2024年2月14日(水)




2023年11月2日木曜日

開催案内(2023年12月9日):研究フォーラム 語り継ぐ、水俣と表現(第11回臨床哲学フォーラム共催イベント)

 研究フォーラム 語り継ぐ、水俣と表現

(第11回臨床哲学フォーラム共催イベント)


日時 2023年12月9日(土)14:00-17:00
会場 大阪大学豊中キャンパスCOデザインスタジオ (全学教育総合棟1、3階341室)
入場無料、要申し込み
主催 大阪大学COデザインセンター
共催 大阪大学人文学研究科臨床哲学研究室


水俣病公式確認から67年、チッソの責任を認めた水俣病一次訴訟の判決から50年、現在も患者さんたちは水俣病とともに生きつづけており、水俣病関連の訴訟も続いています。しかし、患者さんたちの高齢化は進み、日本の近現代史にその負の側面を刻む出来事としての水俣病は、記憶継承の転換期にさしかかっています。

一方で、水俣には、そのような歴史的な大きな出来事としての水俣病ではなく、その土地にくらす人々の生活に起こった出来事としての水俣病について、患者さんの語りを聞き取り、地域で語り継ごうとする水俣病センター相思社のような活動も存在します。また、今回のゲストのお一人、柏木敏治さんは、水俣病に限らず、戦前から続く水俣の人々の暮らしに寄り添い、表現した歌を作り、歌い続けておられます。

水俣病、そして水俣からは、患者・市⺠運動や訴訟活動だけでなく、映像、写真、文学、歌という表現活動が多く生み出されてきました。これはなぜかと考えたとき、水俣、そして水俣病患者さんは日本の近代化の負の側面を背負わされた「不幸な土地、不幸な人々」であるだけではなく、社会の負の側面をそれぞれの生活の中で生きのびることによって、独自の知恵と表現を生み出してきた土地、人々でもあるのではないか、ということが思い浮かびます。 今回の研究フォーラムでは、水俣病および水俣で生きる人々の語りを語り継ぎ、歌い継ぐ活動をされている、柏木敏治さん、相思社の小泉初恵さんをお招きし、水俣という地域の歴史、地域に暮らす人々の生活としての水俣病を語り継ぐ表現とはどのようなものであるのかを、その表現に触れながらみなさんとともに考えたいと思います。

(この企画は、来年度より実施予定の「大阪大学人文社会系オナー大学院プログラム」の科目開発の一環でおこなわれます。)

プログラム
「水俣病を語り継ぐ」小泉初恵(水俣病センター相思社)
「マイノリティの〈こえ〉と表現」ほんま なほ(大阪大学COデザインセンター)
「詩の声、歌の声」渡邊英理(大阪大学人文学研究科)
唄と演奏 柏木敏治(水俣在住シンガーソングライター) 
司会ときき手 高橋 綾(大阪大学人文学研究科人文学林)


■〈水俣と表現〉関連企画(事前申し込み制)
12月8日(金)18:30-20:30
ライブパフォーマンス「柏木さんと土地の歌を歌う1 水俣×八重山」@赤瓦
会場 琉球居酒屋・赤瓦(阪急石橋阪大前駅下車5分)

12月10日(日)14:00-17:00(終了時間は未確定)
ちいさな音楽祭「柏木さんと土地の歌を歌う2水俣×猪飼野」
(いくのふらっとだいがく シリーズ「多文化共生と表現活動」vol.2) 
会場 大阪市生野区「いくのパーク」IKUNO多文化ふらっと事務局内スペース




2023年5月30日火曜日

研究室紹介動画が公開されました

 Youtubeにて研究室紹介動画が公開されました。入試をご検討されている方、臨床哲学研究室の受験をお考えの方はぜひ参考になさってください。





2023年5月25日木曜日

開催案内(2023年6月28日):第10回臨床哲学フォーラム「哲学に『臨床』は必要か?」(あたらしい倫理学)

 第10回臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)

テーマ:哲学に「臨床」は必要か?

主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室

日時:2023年6月28日(水)17:00~19:00

場所:大阪大学豊中キャンパスCOデザインスタジオ(全学教育総合棟3階)


A:臨床哲学のひとつのあり方は、社会の中で出会った人びとが対話をしながら、共に哲学をする姿に見いだされます。

B:えっ?そもそも哲学ってそういうものじゃない?わざわざ「臨床」なんてつける必要あるの?

C:いや、そんなものは「哲学」ではない。


A:臨床哲学では、哲学者が社会の「現場」に直接赴き、その場所に身を置くことを重視します。

B:そんなの生きていれば普通にすることじゃないの?わざわざそんなことをアピールする必要があるの?

C:哲学者は文献研究こそ取り組むべき。哲学者が「現場」に行ったところで、邪魔でしかないのでは?


臨床哲学の名称問題や、哲学者が社会の「臨床」に赴くことなど、臨床哲学に投げかけられる問いのあれこれについて、応用倫理学者の奥田太郎さんといっしょに考えてみませんか?


プログラム

17:00-17:05 趣旨説明、登壇者紹介 小西真理子

17:05-17:35 【講演】哲学に「臨床」は必要か? 奥田太郎(南山大学)

17:35-17:45 質問者①片岡花菜(大阪大学院生)

17:45-17:55 質問者②六郷颯志(大阪大学院生)

17:55-18:05 院生コメントへの応答

18:05-18:20 休憩

18:20-18:40 【対談】哲学に「臨床」は必要か? 奥田太郎×堀江剛×ほんまなほ

18:40-19:00 会場からの質問


イベント参加方法

・参加希望者は、Googleフォームからご登録ください。

(受付〆切:2023年6月25日(日))

・Googleフォームは以下のアドレスからアクセスしてください。

https://forms.gle/mypjywaRv9JmrYtS6

【問い合わせ先】mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp



2023年3月1日水曜日

臨床哲学ニューズレター第5号(2023)

表紙

目次1

 

【特集1】 第5回臨床哲学フォーラム(シリーズ:あたらしい倫理学)

テーマ「人の生と研究をめぐる倫理」

第5回臨床哲学フォーラム「人の生と研究をめぐる倫理」の特集にあたって  小西 真理子(3

ロボット発言事件を振り返って  堀江 剛(5

あらがう、りんしょう、てつがく ほんま なほ(9

「理論の探求」と「事例」  土屋 貴志(29

第5回臨床哲学フォーラムへの感想文「研究が人を傷つけてしまうこと」 Trin38

 

【記録】 第6回 臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)

テーマ「『受容と回復のアート』を読む」

第6回臨床哲学フォーラム「『受容と回復のアート』を読む」の記録  ほんま なほ(40


【特集2】 第7回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)

      テーマ「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」

第7回臨床哲学フォーラム「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」の特集にあたって  小西 真理子(42

研究者になるということ――研究者と当事者のあいだで  小松原 織香(44

質問1「ガタつく『研究者』」  鈴木 萌花(49

質問2「〈自分の問題〉との距離のとりかた」  吉田 裕香(51

質問3「臨床哲学という学びの環境」 二宮 晃紀(53

質問4「『カテゴリー』をめぐる問題について」  六郷 颯志(55

小松原さんによる質問者への応答  小松原 織香(57

第7回臨床哲学フォーラムへの感想文①「『研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで』をお聞きして」 木村 祐子(63

第7回臨床哲学フォーラムへの感想文② 宮本 綾(65

 

【特集3】 第8回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)

テーマ「狭間からの呼び声:まちなか相談室「風の(いえ)」に集う人々」【院生企画】

第8回臨床哲学フォーラム「狭間からの呼び声:まちなか相談室「風の(いえ)」に集う人々」の特集にあたって 六郷 颯志(67

不登校の制度的支援の現在:私的経験を交えて  六郷 颯志(70

狭間からの呼び声――まちなか相談室「風の(いえ)」に集う人々  内村 公義(78

対談:自己病名は吉野大輔  吉野 大輔× 内村 公義(84

質疑応答  内村 公義×吉野 大輔×六郷 颯志×会場のみなさま(90

 

【特集4】生き延びることの倫理:非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー

「生き延びることの倫理:非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー」の特集にあたって  高橋 綾(96

(解説)Paris is Burningとボールルーム・カルチャー  ほんま なほ・高橋 綾(98

パリはなおも燃えている――ボールルーム・カルチャーと新たな親密圏/公共圏の生成 魚住 洋一(102

ボールルーム・カルチャーとその表現をどう考えるか:エージェンシーと文化運動 高橋 綾(122

“わたしたちは いきのびなくてもよいもの だった  ほんま なほ(131

 

研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 152

執筆者一覧 154






2023年1月4日水曜日

開催案内(2023年2月11日):第9回臨床哲学フォーラム「狂気な倫理:『愚か』で『不可解』で『無価値』とされる生の肯定」(規範の外の生と知恵)

 第9回臨床哲学フォーラム(規範の外の生と知恵)

テーマ:狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定

主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室

日時:2023年2月11日(土)10:00~17:30

場所:大阪大学豊中キャンパス文法経講義棟41

開催方法:対面+Zoom


2022 年 8 月に出版された、小西真理子・河原梓水共編著

 『狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』の合評会を開催いたします。


推薦文 (小泉義之:立命館大学名誉教授) 

 愚かな人生はある。不可解な生活もある。無価値な生もあるだろう。しかし/だから、狂おしい思いで、その狂える倫理を書きとめる。何かが狂う。何かが正される。そして何かが動きだす。若き友人たちの本ができあがった。 


「まえがき」より (小西真理子:大阪大学准教授)

 私は、学問の世界の魅力のひとつは、ともすれば切り捨てられかねないような思想や物言いが、世の中で発せられるための武器や場所を与えることだと信じている。……本書に集められた、世間一般的には「愚か」で「不可 解」で「無価値」とされがちな生に「意味」を見いだそうとする営みを、本書では〝狂気〟と名づけたい。このような〝狂気〟を肯定する人びとこそが、〝狂気な倫理〟を表出させる者たちである。 


「あとがき」より (河原梓水:福岡女子大学講師) 

 彼らは大学という空間とは異なる場所から、その場所の流儀で語りかけているだけなのだ。あるいは、とにかく断 絶のある向こう岸から語りかけてきている。とはいえ、その言葉は彼らが存在した場所でなら、すらすらと通じたわ けでもない。その場合、彼らは大学院には来ない。わけがわからず、本人ももどかしい思いをしながらも、何かを背 負ってしゃべっている。 


第 I 部 「愚か」な生を肯定する 

 1章 虐待の連鎖  2章 カサンドラ  3章 おひとりさま  4章 毒親 5章 子どもの産み捨て 

第 II 部 「不可解」な生を肯定する 

 6章 マゾヒスト  7章 釜ヶ崎  8章 ひきこもり  9章 妖怪人間ベム 

第 III 部「無価値」な生を肯定する 

 10 章 ナイチンゲール  11 章 パラリンピック  12 章 音声言語処理  13 章 先天性代謝異常等検査 


プログラム 

第 I 部 総評 

10:00-10:20 趣旨説明、登壇者紹介:【司会】小西真理子(大阪大学) 

10:20-11:00 総評 小泉義之(立命館大学) 

11:00-11:30 執筆者からの応答 

11:30-12:00 会場からの質疑応答 


休憩(60 分) 


第 II 部「愚か」な生を肯定する 

13:00-13:30 コメンテーターからの論評と質問 三木那由他(大阪大学) 

13:30-14:00 執筆者からの応答 

  小西真理子、髙木美步(立命館大学)、貞岡美伸(京都光華女子大学) 

14:00-14:15 会場からの質疑応答 


14:15-14:30 休憩(15 分) 


第 III 部 「不可解」な生を肯定する 

14:30-15:00 コメンテーターからの論評と質問 ほんまなほ(大阪大学) 

15:00-15:30 執筆者からの応答 

  河原梓水(福岡女子大学)、鹿野由行(関西大学)、石田仁(日工組社会安全研究財団)、小田切建太郎(立命館大学)、山本由美子(大阪公立大学) 

15:30-15:45 会場からの質疑応答 


15:45-16:00 休憩 


第 IV 部 「無価値」な生を肯定する 

16:00-16:30 コメンテーターからの論評と質問 檜垣立哉(大阪大学) 

16:30-17:00 執筆者からの応答 

  柏﨑郁子(立命館大学/東京女子医科大学)、北島加奈子(立命館大学)、笹谷絵里(花園大学) 

17:00-17:15 会場からの質疑応答 

17:15-17:35 全体討議 

17:35-17:45 『狂気な倫理』編著者によるお礼の挨拶 

  小西真理子、河原梓水 



イベント参加方法 

・参加希望者は、以下の Google フォームからご登録ください  

(受付〆切:2022 年 2 月 8 日(水))。 

※Zoom 参加者には後日(イベント2日前くらいに)ミーティング情報をお送りいたします。

https://docs.google.com/forms/d/15pn13EzEUkwOPIng4Ccpb-c4LGq-XGzFb3hypanir3E

【問い合わせ先】 mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp






2022年10月6日木曜日

開催案内(2022年11月11日)関西倫理学会・ワークショップ

 関西倫理学会2022年度大会

ワークショップ:生き延びることの倫理 ーー非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー

日時:2022年11月11日(金)19:00~21:00

場所:大阪大学 豊中キャンパス 文法経講義棟4階・文41教室


 ある規範の強制下におかれる状況において、規範への抵抗やそれからの解放をめざすひとたちがいる一方で、規範にそった生き方をあえて望み選択するひとたちもいる。リスクをかえりみず、みずから声をあげ、規範の強制を批判し、あらたな生の可能性をみいだそうとする前者にとって、後者は解放を妨げ、それを無化するものと映ることがある。しかし、はたして両者は矛盾し、対立するものだろうか。対立としてとらえることが覆い隠してしまう現実があるのではないだろうか。

  たとえば、ジェンダーやセクシュアリティ、あるいはその他の社会的属性・特性において規範の「外」を生きるひとたちが、規範の「内」にある者を模倣し、いまのじぶんとは異なる姿を他者のうちに夢見ることは、抑圧の現実から逃避し、背後にある社会構造上の不均衡や問題点を隠蔽し、それらを強化することになるのだろうか。抑圧的な社会構造の下におかれ、その状況を生きなければならないひとたちは、じぶんたちの一時凌ぎながらも安らうことのできる場所、「ホーム」をもとめることなしに、社会変革のためにたたかわなければならないのだろうか。たしかに、解放をめざすひとつひとつの動きが、より望ましい社会への変革を導いてきた事実を無視することはできない。しかし、安住か変革か、服従か抵抗か、同化か異化か、という二者択一のほかに、周辺化されるひとたちの生きる道はないのだろうか。なぜ、そのような選択が「持たぬ者」に問われなければならないのだろうか。

  アメリカ合衆国ニューヨークにおけるボールルーム・カルチャー(ballroom culture)は、映画 Paris Is Burning(邦題『パリ、夜は眠らない』ジェニー・リヴィングストン監督作品、1990年)によってひろく知られるようになったことをきっかけに、「裕福」な「異性愛者」の「白人」を演じるアフリカ系、ラテン系の性的指向・性自認が「非典型」とされるひとたちのパフォーマンスをめぐって、フェミニズムやクィア理論の研究者たちが、性的指向と性自認、ジェンダー表現に関する少なくない誤解をはらみながらも、さまざまに論じてきた。はたしてそれらは、人種差別、性差別、同性愛嫌悪、トランス嫌悪、貧困、感染症が交差するところに生きる「持たぬ者」の姿、そのちからを十分にとらえられていただろうか。魚住洋一の論考「There’s No Place Like Home──ドラァグ・クイーンと「ホーム」の政治」にて提示された論点を出発点にしつつ、あらためてインターセクショナリティ/交差性の視点から、抵抗と解放の実践と対立することのない、「持たぬ者」が生き延びることの倫理について、参加者とともにかんがえたい。 


実施責任者・司会 小西 真理子(大阪大学) 

課題者 魚住 洋一(京都市立芸術大学名誉教授)

高橋 綾(大阪大学)

ほんま なほ(大阪大学)


参加を希望される方は直接会場へお越しください。

無料でご参加いただけます。

2022年9月22日木曜日

イベント案内(2022年10月15日):秋冬学期金曜5限「倫理学演習」(担当 ほんま)の関連イベント

 

映画『阿賀に生きる』『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』
2本同時上映と仕掛け人・旗野秀人さんとの対話

「公害」、環境汚染は過去の問題ではけっしてなく、いままさに現代社会と文明のありかたをわたしたちに根本から問いかけています。不知火海・水俣湾沿岸部、そして阿賀野川流域への工場排出物によって生じた公害である水俣病は、けっして過去の事件ではありません。いまもなお、それによってひきおこされる病や障害を生きてきたひとたちの生活があり、その生活からわたしたちが学ぶべきことが、たくさんあります。映画をとおしてひとびとのくらしが、わたしたちに問いかけるものをめぐって、対話をおこないます。

開催日:20221015()14時開始
会場:IKUNO・多文化ふらっと事務所
  大阪市生野区桃谷5丁目5-37 いくのコーライブズパーク(御幸森小学校跡地)A2
料金:無料、申込:不要
問い合わせ先:IKUNO・多文化ふらっと事務所・金(06-6741-1123

当日スケジュール

 14:00 映画『阿賀に生きる』上映
 16:00 映画『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』上映

18:30 仕掛け人・旗野秀人さんと『それから』の監督・佐藤睦さんほかによるトーク
 19:30 終了予定

主催:大阪大学COデザインセンター、未来共創センター、いくのふらっと大学実行委員会

 

映画について

『阿賀に生きる』(1992年公開、115分)

監督:佐藤真 撮影:小林茂

出演:加藤キソ、 長谷川芳男、 遠藤武、 加藤作二、 遠藤ミキ、 長谷川ミヤエ、旗野秀人

制作:阿賀に生きる製作委員会

公式サイト http://kasamafilm.com/aga/

 

『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その後』(2022年公開、82分)

監督:佐藤睦(あつし) 撮影:旗野秀人、小尾章子、川崎那恵、井上朗子、他、周囲の方々

出演:渡辺参治、加藤キミイ、安田患者の会の方々、旗野秀人、川崎那恵、常呂町の方々、大阪の方々、水俣の方々

画・制作:冥土連

予告編 https://youtu.be/qgJaWisuygw


このイベントについて
〈いくのふらっとだいがく〉は、〈ひとびとのあいだのちがい〉、と〈ひとびとのくらし・ 生活〉からまなぶ、ということを原点として、IKUNO・多文化ふらっとと大阪大学・COデザインセンターの協働プ ロジェクトとして、いくのコーライブズパークを拠点に、各種の講座やワークショップを提供します。その開校イベントとして、1992年に公開された佐藤真監督による新潟水俣病のド キュメンタリー映画『阿賀に生きる』、そしてその30年後の今年2022年に公開映画された、 佐藤睦監督と旗野秀人プロデューサーの映画『それからどしたいっ!「阿賀に生きる」その 後』の上映会、そして旗野さんのトークを開催します。



2022年3月1日火曜日

臨床哲学ニューズレター第4号(2022)

表紙

目次 1

『臨床哲学ニューズレター』vol.4への巻頭言  小西 真理子(3


【特集1】 第3回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)

テーマ「書くことと、考えること、行動すること」

第3回臨床哲学フォーラム

「書くことと、考えること、行動すること」の特集にあたって 桂ノ口 結衣(5

講演:「書くことと、考えること、行動すること」あるいは対話と社会運動のためのキリスト教的・フェミニズム的論述  栗田 隆子(8

栗田隆子さんへの感想文① すえざわ くりこ(21

栗田隆子さんへの感想文② 井上 瞳(23

栗田隆子さんへの感想文③ S. Tsubasa24

栗田隆子さんへの感想文④  小西 真理子(25


【特集2】 第4回 臨床哲学フォーラム(組織と対話)

テーマ「組織に関わる悩み・違和感」

第4回臨床哲学フォーラム

「組織に関わる悩み・違和感」の特集にあたって  堀江 剛(27

祈り、あるいは組織と対話のつながりについて 中川 雅道(30

福祉職員の「感覚」  菊竹 智之38

組織と対話についての不都合な真実:なぜ生協理事会は組織に関わる人の違和感をスルーしなかったのか?  高橋 綾・ほんま なほ(44


【特集3】 〈応用〉することの倫理――緊縛シンポ、ブルーフィルム、ジェンダー

「〈応用〉することの倫理――緊縛シンポ、ブルーフィルム、ジェンダー」特集にあたって 小西 真理子(54

ピーター・シンガーはなぜあれほど憎まれてしまったのか?:哲学分野における〈応用〉的試み初期の倫理問題を再訪する  奥田 太郎(56

緊縛研究と哲学者――京大・緊縛シンポとは何だったのか  河原 梓水(69

研究者による当事者加害の「その後」を考える:緊縛シンポをきっかけとした研究倫理〈再考〉の断片 小西 真理子(85

旅館で本を読む哲学者:水俣への哲学的アプローチの方法をめぐって 吉川 孝(97

ワークショップへの感想文①「倫理学者という「権力者」になるにあたって」 中村 達樹(117

ワークショップへの感想文②「当事者の夢想に引きずられない歴史分析を」 小竹 由剛(118

ワークショップへの感想文③「緊縛シンポ事件の伏線――構造的責任を考える」 大隈 楽(119

ワークショップへの感想文④「誰にとっての倫理か」  Trin121

ワークショップへの感想文⑤「緊縛シンポジウムの学術批判への対応について」 匿名希望(122

ワークショップへの感想文⑥  神沢 美津穂(123

ワークショップへの感想文⑦ 匿名希望(125


臨床哲学の書きもの

「毒親」概念の倫理――自らをアダルトチルドレンと「認める」ことの困難性に着目して  高倉 久有・小西 真理子(126

フェミニズム臨床哲学とクリエイティヴ・ライティング ほんま なほ(181


研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 196

執筆者一覧 198


※原稿の訂正の必要性から、2022年4月12日に【特集3】の大隅論考、【臨床哲学の書きもの】の高倉・小西論考とほんま論考のデータ差替えを行いました。以降は「データ差替え」が難しくなる旨をご了承いただけますと幸いです。