このブログでは、大阪大学文学部倫理学/大学院人文学研究科臨床哲学研究室の最新情報を掲載しています。
過去の刊行物については、以下のリンク(大阪大学学術情報庫:OUKA)から見ることができます。
臨床哲学:創刊号〜第20号(1999〜2019)、2020年より休刊
臨床哲学のメチエ:創刊号〜第22号(1998〜2017)、2018年より休刊
臨床哲学ニューズレター:第1号・第2号(1997, 1998)、第3号(2021)〜
2023年5月30日火曜日
2023年5月25日木曜日
開催案内(2023年6月28日):第10回臨床哲学フォーラム「哲学に『臨床』は必要か?」(あたらしい倫理学)
第10回臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)
テーマ:哲学に「臨床」は必要か?
主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室
日時:2023年6月28日(水)17:00~19:00
場所:大阪大学豊中キャンパスCOデザインスタジオ(全学教育総合棟3階)
A:臨床哲学のひとつのあり方は、社会の中で出会った人びとが対話をしながら、共に哲学をする姿に見いだされます。
B:えっ?そもそも哲学ってそういうものじゃない?わざわざ「臨床」なんてつける必要あるの?
C:いや、そんなものは「哲学」ではない。
A:臨床哲学では、哲学者が社会の「現場」に直接赴き、その場所に身を置くことを重視します。
B:そんなの生きていれば普通にすることじゃないの?わざわざそんなことをアピールする必要があるの?
C:哲学者は文献研究こそ取り組むべき。哲学者が「現場」に行ったところで、邪魔でしかないのでは?
臨床哲学の名称問題や、哲学者が社会の「臨床」に赴くことなど、臨床哲学に投げかけられる問いのあれこれについて、応用倫理学者の奥田太郎さんといっしょに考えてみませんか?
プログラム
17:00-17:05 趣旨説明、登壇者紹介 小西真理子
17:05-17:35 【講演】哲学に「臨床」は必要か? 奥田太郎(南山大学)
17:35-17:45 質問者①片岡花菜(大阪大学院生)
17:45-17:55 質問者②六郷颯志(大阪大学院生)
17:55-18:05 院生コメントへの応答
18:05-18:20 休憩
18:20-18:40 【対談】哲学に「臨床」は必要か? 奥田太郎×堀江剛×ほんまなほ
18:40-19:00 会場からの質問
イベント参加方法
・参加希望者は、Googleフォームからご登録ください。
(受付〆切:2023年6月25日(日))
・Googleフォームは以下のアドレスからアクセスしてください。
https://forms.gle/mypjywaRv9JmrYtS6
【問い合わせ先】mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp
2023年3月1日水曜日
臨床哲学ニューズレター第5号(2023)
目次(1)
【特集1】 第5回臨床哲学フォーラム(シリーズ:あたらしい倫理学)
第5回臨床哲学フォーラム「人の生と研究をめぐる倫理」の特集にあたって 小西 真理子(3)
ロボット発言事件を振り返って 堀江 剛(5)
あらがう、りんしょう、てつがく ほんま なほ(9)
「理論の探求」と「事例」 土屋 貴志(29)
第5回臨床哲学フォーラムへの感想文「研究が人を傷つけてしまうこと」 Trin(38)
【記録】 第6回 臨床哲学フォーラム(あたらしい倫理学)
テーマ「『受容と回復のアート』を読む」
第6回臨床哲学フォーラム「『受容と回復のアート』を読む」の記録 ほんま なほ(40)
【特集2】 第7回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)
テーマ「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」
第7回臨床哲学フォーラム「研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで」の特集にあたって 小西 真理子(42)
研究者になるということ――研究者と当事者のあいだで 小松原 織香(44)
質問1「ガタつく『研究者』」 鈴木 萌花(49)
質問2「〈自分の問題〉との距離のとりかた」 吉田 裕香(51)
質問3「臨床哲学という学びの環境」 二宮 晃紀(53)
質問4「『カテゴリー』をめぐる問題について」 六郷 颯志(55)
小松原さんによる質問者への応答 小松原 織香(57)
第7回臨床哲学フォーラムへの感想文①「『研究者になるということ:研究者と当事者のあいだで』をお聞きして」 木村 祐子(63)
第7回臨床哲学フォーラムへの感想文② 宮本 綾(65)
【特集3】 第8回臨床哲学フォーラム(シリーズ:ふるいにかけられる声を聴く)
テーマ「狭間からの呼び声:まちなか相談室「風の舍」に集う人々」【院生企画】
第8回臨床哲学フォーラム「狭間からの呼び声:まちなか相談室「風の舍」に集う人々」の特集にあたって 六郷 颯志(67)
不登校の制度的支援の現在:私的経験を交えて 六郷 颯志(70)
狭間からの呼び声――まちなか相談室「風の舍」に集う人々 内村 公義(78)
対談:自己病名は吉野大輔 吉野 大輔× 内村 公義(84)
質疑応答 内村 公義×吉野 大輔×六郷 颯志×会場のみなさま(90)
【特集4】生き延びることの倫理:非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー
「生き延びることの倫理:非規範的なジェンダー・セクシュアリティとボールルーム・カルチャー」の特集にあたって 高橋 綾(96)
(解説)Paris is Burningとボールルーム・カルチャー ほんま なほ・高橋 綾(98)
パリはなおも燃えている――ボールルーム・カルチャーと新たな親密圏/公共圏の生成 魚住 洋一(102)
ボールルーム・カルチャーとその表現をどう考えるか:エージェンシーと文化運動 高橋 綾(122)
“わたしたちは いきのびなくてもよいもの だった” ほんま なほ(131)
研究室主催イベント&アセンブリアワーの記録 (152)
執筆者一覧 (154)
2023年2月16日木曜日
開催案内(2023年3月22日):哲学プラクティス国際セミナー(講演会)
スカンジナビアにおける哲学プラクティスと
哲学プラクティスの震源としての驚きのコミュニティ
Philosophical Practice in Scandinavia and
the Community of Wonder as an Epicenter in Philosophical Practice
主催:大阪大学人文学研究科/臨床哲学研究室
日時:2023年3月22日(水)15:00-17:00
場所:大阪大学芸術研究棟芸1講義室 およびZoom
講演者:フィン・ハンセン Finn Hansen
フィン・ハンセン氏(デンマーク、オルボー大学教授)は、デンマーク哲学プラクティス協会の創始者として哲学プラクティスを研究・実践してこられました。講演では、北欧での哲学プラクティスの模様とともに、氏が提唱する「驚き(Wonder)のコミュニティ」についてお聞きします。
■講演の日本語訳・質疑の通訳付き
■参加費:無料
■問い合わせ/申し込み先:堀江剛(大阪大学 thorie@let.osaka-u.ac.jp)
■3月20日(月)までに、上記メールアドレスにご連絡ください。
・Zoom参加希望の方は、パスコード等Zoom情報をお知らせします。
・中止の場合は、当日午前中にメールにて連絡します。
2023年1月25日水曜日
イベント案内(2023年1月28日・29日):TCS国際シンポジウム / TCS International Symposium ケアの倫理と人文学 / The Ethics of Care and the Humanities
Paradigm Change through Care
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岡野八代(同志社大学)/ Yayo Okano (Doshisha
University)
ケアの倫理から、フェミニスト的なケアの民主的倫理へ」
"From a Ethic of Care to a Feminist
Democrartic Ethic of Care"
小西真理子(大阪大学)/ Mariko Konishi (Osaka
University)
「ケアの倫理と共感を持たぬ者」
"An Ethic of Care and Inability to
Empathize with Others"
キム・ヒカン(高麗大学)/ Hee-Kang Kim(Korea University)
「民主主義をオルタナティブとしてケアする」
"Caring Democracy as an
Alternative"
ディスカッサント:鈴木真(名古屋大学)/Makoto Suzuki (Nagoya
University)
29日(日)Jun. 29. Sun.
9:30-12:00
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セッション2 / SESSION 2
ケアの実践と関係性
Practice and Relationships in Care
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渡邉琢(日本自立生活センター)/ Taku Watanabe (Japan
Center for Independent Living)
「障害者自立生活運動とケアの倫理」
"Independent Living Movement for the
Disabled and the Ethics of Care"
安井絢子(滋賀大学非常勤)/ Ayako Yasui (Shiga
University)
「ケア関係における意思決定」
"Decision-making in care
relationships"
ジェニファー・コーツ(シェフィールド大学)/ Jennifer Coates(The University of Sheffield)
「ケアの倫理学からケアの美学へ:フィールドワーク、執筆、その間の緊張関係」
"From Ethics of Care to Aesthetics of
Care: Fieldwork, Writing, and the Tensions in Between"
ディスカッサント:川口遼(名古屋大学)/ Ryo Kawaguchi (Nagoya
University)
13:15-15:45
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セッション3 / SESSION 3
ケアと多様性
Care and Diversity
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マーゲリータ・ロング(カルフォルニア大学アーヴァイン校)/ Margherita
Long(University of California, Irvine)
「差別の否定と命の肯定:津島祐子・俗流進化論・ケア」
"Care Ethics and the Intrusion of
Gaia: Tsushima, Sabetsu, Life"
井谷聡子(関西大学)/ Satoko Itani (Kansai
University)
「トランス・アスリートとケアの倫理の交差点」
"Transgender Athletes' Welfare and
Ethics of Care"
飯田祐子(名古屋大学)/ Yuko Iida (Nagoya University)
「関係の余白を広げる:現代女性作家が描くケア」
"Expanding the Margins of
Relationships: Care in Contemporary Women Writers' Works"
ディスカッサント:長山智香子(名古屋大学)/ Chikako Nagayama
(Nagoya University)
16:00-18:00
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総合討論 / Roundtable Discussion
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閉会の辞 / Closing Remarks
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飯田祐子(名古屋大学人文学研究科附属超域文化社会センター長)
Yuko Iida (Director of the Center for
Transregional Culture and Society, Nagoya University)
2023年1月4日水曜日
開催案内(2023年2月11日):第9回臨床哲学フォーラム「狂気な倫理:『愚か』で『不可解』で『無価値』とされる生の肯定」(規範の外の生と知恵)
第9回臨床哲学フォーラム(規範の外の生と知恵)
テーマ:狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定
主催:大阪大学倫理学・臨床哲学研究室
日時:2023年2月11日(土)10:00~17:30
場所:大阪大学豊中キャンパス文法経講義棟41
開催方法:対面+Zoom
2022 年 8 月に出版された、小西真理子・河原梓水共編著
『狂気な倫理:「愚か」で「不可解」で「無価値」とされる生の肯定』の合評会を開催いたします。
推薦文 (小泉義之:立命館大学名誉教授)
愚かな人生はある。不可解な生活もある。無価値な生もあるだろう。しかし/だから、狂おしい思いで、その狂える倫理を書きとめる。何かが狂う。何かが正される。そして何かが動きだす。若き友人たちの本ができあがった。
「まえがき」より (小西真理子:大阪大学准教授)
私は、学問の世界の魅力のひとつは、ともすれば切り捨てられかねないような思想や物言いが、世の中で発せられるための武器や場所を与えることだと信じている。……本書に集められた、世間一般的には「愚か」で「不可 解」で「無価値」とされがちな生に「意味」を見いだそうとする営みを、本書では〝狂気〟と名づけたい。このような〝狂気〟を肯定する人びとこそが、〝狂気な倫理〟を表出させる者たちである。
「あとがき」より (河原梓水:福岡女子大学講師)
彼らは大学という空間とは異なる場所から、その場所の流儀で語りかけているだけなのだ。あるいは、とにかく断 絶のある向こう岸から語りかけてきている。とはいえ、その言葉は彼らが存在した場所でなら、すらすらと通じたわ けでもない。その場合、彼らは大学院には来ない。わけがわからず、本人ももどかしい思いをしながらも、何かを背 負ってしゃべっている。
第 I 部 「愚か」な生を肯定する
1章 虐待の連鎖 2章 カサンドラ 3章 おひとりさま 4章 毒親 5章 子どもの産み捨て
第 II 部 「不可解」な生を肯定する
6章 マゾヒスト 7章 釜ヶ崎 8章 ひきこもり 9章 妖怪人間ベム
第 III 部「無価値」な生を肯定する
10 章 ナイチンゲール 11 章 パラリンピック 12 章 音声言語処理 13 章 先天性代謝異常等検査
プログラム
第 I 部 総評
10:00-10:20 趣旨説明、登壇者紹介:【司会】小西真理子(大阪大学)
10:20-11:00 総評 小泉義之(立命館大学)
11:00-11:30 執筆者からの応答
11:30-12:00 会場からの質疑応答
休憩(60 分)
第 II 部「愚か」な生を肯定する
13:00-13:30 コメンテーターからの論評と質問 三木那由他(大阪大学)
13:30-14:00 執筆者からの応答
小西真理子、髙木美步(立命館大学)、貞岡美伸(京都光華女子大学)
14:00-14:15 会場からの質疑応答
14:15-14:30 休憩(15 分)
第 III 部 「不可解」な生を肯定する
14:30-15:00 コメンテーターからの論評と質問 ほんまなほ(大阪大学)
15:00-15:30 執筆者からの応答
河原梓水(福岡女子大学)、鹿野由行(関西大学)、石田仁(日工組社会安全研究財団)、小田切建太郎(立命館大学)、山本由美子(大阪公立大学)
15:30-15:45 会場からの質疑応答
15:45-16:00 休憩
第 IV 部 「無価値」な生を肯定する
16:00-16:30 コメンテーターからの論評と質問 檜垣立哉(大阪大学)
16:30-17:00 執筆者からの応答
柏﨑郁子(立命館大学/東京女子医科大学)、北島加奈子(立命館大学)、笹谷絵里(花園大学)
17:00-17:15 会場からの質疑応答
17:15-17:35 全体討議
17:35-17:45 『狂気な倫理』編著者によるお礼の挨拶
小西真理子、河原梓水
イベント参加方法
・参加希望者は、以下の Google フォームからご登録ください
(受付〆切:2022 年 2 月 8 日(水))。
※Zoom 参加者には後日(イベント2日前くらいに)ミーティング情報をお送りいたします。
https://docs.google.com/forms/d/15pn13EzEUkwOPIng4Ccpb-c4LGq-XGzFb3hypanir3E
【問い合わせ先】 mariko.konishi@let.osaka-u.ac.jp
2022年12月20日火曜日
イベント案内:(2023年1月9日)阪大ワニカフェ:地域で考える認知症ケア
日時:2023年1月9日(月・祝)14:00〜
場所:大阪大学箕面キャンパス 外国学研究講義棟5階学生交流スペース
少子高齢化と人口減少が進展するなか、認知症を抱えている高齢者やその予備群の人々をどう支えていくのかが、い ま喫緊の課題になっています。家族と離れて一人で生活している認知症患者の生活支援や、認知症をめぐる老老介護 や介護離職といった問題に、私たちはどう取り組んでいけばよいのでしょうか。その際に重要になるのが、「地域で 支える」という視点です。今回の阪大ワニカフェでは、数多くの認知症患者の治療・ケアにたずさわってきた池田医 師からの話題提供と、哲学者・堀江 剛からの応答を出発点に、みなさんと一緒に考えたいと思います。問題に直面 している方々だけでなく、これからの社会を担う若い世代の方もぜひ積極的にご参加ください。
定員:30名(無料)
申込方法:QRコードをスキャンしてお申込みください。





